弁護士コラムバックナンバー

弁護士小林弘卓コラム

小林 弘卓

8月3日

今日は、夕方母校中大の学生8人が、事務所見学にやってきた。

学生たちは、全員大学公認の司法試験の受験団体に所属し、目下司法試験の勉強中で、生活の大半を多摩校舎で過ごしている。

普段なかなか弁護士の仕事を見る機会がないので、事務所を見てもらい、また、弁護士たちから話を聞く機会を設けた次第である。

事務所案内もそこそこに終え、すぐに懇親会を行う場所に移動してもらった。

懇親会では、学生たちは、弁護士をはじめ、事務局の人たちからも熱心に話を聞いていた。

弁護士の皆さん、事務局の皆さん、学生のためにありがとうございました。

8月4日

夜、皇居の周りをランニングした。日は落ちたとはいえ、かなり暑かった。

一週5キロほどで、結構な登りと下りがある。それでも、ノンストップで走れることや所々にお巡りさんがいて夜でも安心なところがいい。

定期的に走るようになって、既に20年になる。これからも走り続けたい。

8月11日

ここ4日間、伊豆で過ごした。

ずいぶん日焼けしたが、この年になると日焼けがさめた後、シミが残るので、アフターケアーが大変だ。

女性の中には、日焼けのマイナス面が強調され、極力日焼けを避ける人も多いけど、日焼けのメリットもたくさんあるんじゃないかな。

8月14日

本日は、ジムで筋トレ。

22歳の若き男性トレーナーの指導のもと、ベンチプレスを中心に1時間頑張った。

持ち上げる重量が、飛躍的に伸びることはない。そんな自分が時に歯がゆくなるが、それでも、わずかながら、重量が増えているので、励みになる。

立花隆「天皇と東大」を読み始める。面白い。

8月17日

本日も猛暑。千代田区で37.2度、練馬区で38.2度

うちの猫も食欲が減退している。

8月22日

映画館で「インセプション」をみる。

面白かった。

8月24日

依頼者からお叱りを受けた。訴状の送達が、なかなか相手方にできず、期日が開けないでいる。問題は、そのことを依頼者にうまく報告できていないことだった。

依頼者の立場に立って仕事をすることは当たり前のことであるが、周知徹底できていなかったことを大いに反省させられた。

8月30日

ここ数日間、京都で過ごした。

猛暑の中、鴨川沿いを走った。川風があるとはいえ、やはりしんどかった。

園通寺では、借景の比叡山を堪能した。この寺の周辺もずいぶん開発が進んでいて驚いた。

欧米系の観光客が目についた。

9月6日

本日は、私の誕生日。

53歳、感慨ひとしおです。

皆さん、バースデーケーキありがとう。

9月9日

夕方から、韓国料理店で事務所懇親会。

十数年前、在日の依頼者に誘われてこの店に来たときは、あまりの辛さにほとんど食べることができなかったが、今では辛さの中にも味が分かるようになった。

そういえば、この依頼者が亡くなってもう何年にもなるな。

そんな私の感傷をよそに、M女K女の食欲はだれにも止められない。

9月10日

厚労省元局長に無罪判決がでた。

「判決の瞬間、心臓が一回非常に大きな鼓動を打った」との表現や、記者会見での態度を見ていると、才能豊かな、人としても立派な印象を受けた。

それに引き替え、報道されている検察の捜査の杜さには、不甲斐なく残念だ。

9月15日

日経夕刊文化欄にあった山田洋次監督の言葉、曰く「映画を学ぶことは、人間を学ぶことから始まる。こんにちは、ごめんください、お尋ねしたいことがありますと言って初対面の人のもとへ飛び込み、うるさいなんて言われながら格闘する。いろんな価値観や人生を抱えた人を知る。相手の気持ちを受けとめ、こちらの気持ちを的確に伝える。そのための言葉を磨く。映画を志す者にとって、機械の使い方を覚えるよりずっと本質的で大切なことだ」

法曹にとっても当てはまる。

若手を見ていても、ヒアリング能力が不十分だ。鍛えていかなければならない。

9月16日

大相撲を観戦する。

取り組み自体は、やはりテレビで見た方が迫力がある。

やはり相撲は興業の面が強い。なかなか改革は難しい。

9月17日

有名人の判決が出た。

致死の責任は認められなかった。求刑の軽さからしても、検察がそもそも致死を立証できると考えて起訴をしたのかは非常に疑問が残った。

一方、あの荒唐無稽な内容のメール(来たら、すぐいる?)を体のことだと最後まで言い張ったのは、得策であっただろうか。

仮に法曹実務家で、このメールを見て直感的に彼が嘘をついていると思わない人がいたら、この仕事に向いてないよな。

今週は、依頼者との食事会が続き、いささか疲れた。

9月19日

三連休のなかび。

事務所に行き、ベランダの植物に水をやる。結構植わっているので、水やりだけで、30分はかかる。だけど、緑が近くにあると気持ちが休まる。

その後、皇居を走る。

風は、秋めいてきたが、気温は高めで、結構きつかった。

9月21日

厚労省元局長の事件で、主任検事が証拠を改竄していた。

何とも、泣きたくなるような事件だ。

9月23日

一転して気温が下がる。

9月24日

今回、若手事務局らを中心に、公証役場での公正証書作成業務を任せていたが、無事終了した。

みんな着実に力をつけている。

夕方、修習時代からお世話になっている、元高検検事長ご夫妻と食事をする。

いつもながら、あっという間に時間が過ぎた。

9月28日

夜になると、虫の声がして、秋の深まりを感じる。

本コラム中の意見や推測にわたる部分は、執筆者の個人的見解であり、ひかり総合法律事務所を代表しての見解ではありません。
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