医療過誤

 医療や医薬品の発展により、人々の生命や身体の安全と健康には著しい進歩がありますが、他方では、医療過誤を疑われるケースが存在しています。

 病院は病気や怪我を治すための場所ですが、逆に生命や身体が傷つけられたときの被害者や御家族は大変つらい思いをします。傷ついた生命や身体を元の状態に回復させることはできず、被害者や御家族は、真実を知りたい、謝ってもらいたい、という思いを強く抱きます。

 当事務所では、医療過誤事件の被害にあわれた方や御家族の思いを大切にしながら、損害賠償請求を中心とする法律的な解決に取り組みます。最初の面談(法律相談)から解決に至るまで、ていねいにお話をお聴きして十分なコミュニケーションをとり、皆様と一緒になって問題解決に努めます。

 医療過誤事件は案件ごとの個別性が強いので、その都度、最適な方法で作業を進めますが、一般的には、(1)病院から医療記録(カルテ)を入手し、(2)医療記録を医学文献や判例を調査しながら検討し、(3)病院に対して疑問点や説明不十分と思われる点についての説明を求め、(4)さらに示談交渉や訴訟による責任追及(損害賠償請求と謝罪要求)を行います。そして、これらの過程で、必要に応じて第三者医師のアドバイスを受けます。

 当事務所では、国公立病院や大学病院その他の多くの医療機関を相手にした医療過誤事件について実績を上げてきた弁護士が、解決に向けて対応します。他の法律事務所で解決が困難であった案件について多額の賠償金を獲得したこともあります。また、医療過誤類似の案件として、介護施設における事故の示談交渉や訴訟も行っており、動物(ペット)の医療事故にも対応しています。医療過誤を疑われた場合には、最初の対応が大切ですので、お早めに御相談下さい。

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